2014年 03月 10日
サツマイモビール(発泡酒)レシピの考察 ①
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清酒や芋焼酎は米や芋のデンプンを糖化するのに麹の力を借りている。
ビールは麦芽が原料だが麦芽(モルト)の中にデンプンと一緒に糖化酵素も含まれているので麹とか必要ない。
その糖化酵素(Diastases)は大麦自身のデンプンの3倍の量を糖化させる能力持つそうだ。つまり大麦麦芽とサツマイモとホップとイーストで芋ビールが出来るのではないか。サツマイモでなくてもトウモロコシでも蕎麦でもカボチャでも色んなビールが出来ると思う。
芋の場合ここにもその様に説明されている。イモビールが出来るまで
ただ企業秘密なのかレシピが見つからない。
で、まずは3倍の量というのを考えてみた・・・

モルト124g×0.7≒87g
麦芽の糖化酵素は3倍の糖化能力があるので自身の87gの他に174gのデンプンを加えてもよい。
(読解力不足の自分だが3倍の能力があるとは↑こうゆうこと? 違っても低めに見積もってるから良いだろう)
次はデンプン174gが取れるサツマイモの量だが
サツマイモ デンプン含有率 22〜25%だそうで中間値をとって23.5とすると
174g÷0.235≒740g
740gのサツマイモを準備すればいい(サツマイモは加熱すると甘くなるがサツマイモにも分解酵素が含まれて糖分に変わるけど・・まぁ細かい話がさらに細かくなるのでそこは無視しよう。)
モルトの87gとサツマイモの174gのデンプンで計261gから
デンプンの分子式は(C6H10O5)n 分子量は 162×n
グルコース分子式は n個の(C6H12O6) 分子量はn×180
261×180/162=290gの糖分となる。
続いて
C6H12O6 → 2C2H5OH + 2CO2
グルコース分子量180からアルコール分子量46が2分子なので92であるから
糖分290g×92/180=148gのアルコールに変わる。
(大雑把に糖分の半分がアルコールになるって根拠はこれだ)
そしてこの148gが水に溶けてる状態が5%となる溶液の量を逆算する
148÷0.05=2960
溶液にはEtOH148g溶けているので
2960-148=2812g=2812mL
しかし糖化も発酵も100%上手くいっての事だから5%が4.5%になるかも知れないが・・飲めれば良しとする・・・何なんだ今までの細かい計算は!
しかしまだ細かい面倒な話が続く・・・次回はホップ使用量の計算法
※ビールとは原料に占める麦芽の使用比率が66.7%(3分の2)以上のものだそうなので今回のレシピは発泡酒である。
麦芽の話は市岡慎司のビール(ときどき)醸造記を参考。面白いサイトです。
※後日記事訂正:煮込んだ直後のウォートは水と糖分なので
2812g+290g=3102g≒3102mL
約3.1Lが仕込み量の最終目標になる
その後イースト添加により発酵し糖分290gが148gのアルコールになり5%の発泡酒になる
※ビールとは原料に占める麦芽の使用比率が66.7%(3分の2)以上のものだそうなので今回のレシピは発泡酒である。
麦芽の話は市岡慎司のビール(ときどき)醸造記を参考。面白いサイトです。
※後日記事訂正:煮込んだ直後のウォートは水と糖分なので
2812g+290g=3102g≒3102mL
約3.1Lが仕込み量の最終目標になる
その後イースト添加により発酵し糖分290gが148gのアルコールになり5%の発泡酒になる
by ainame60
| 2014-03-10 13:42
| 麦酒・濁酒
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Comments(3)
はじめまして
醸造したくてネットの海を徘徊していたらainameさんのページを発見してとても興味深く拝見させていただいております。
浅学なのでご教授いただきたいのですが
〉溶液にはEtOH148g溶けているので
〉2960-148=2812g=2812mL
ここがわからないです。。。
分子量の計算はなんとかわかったのですが。。。
醸造したくてネットの海を徘徊していたらainameさんのページを発見してとても興味深く拝見させていただいております。
浅学なのでご教授いただきたいのですが
〉溶液にはEtOH148g溶けているので
〉2960-148=2812g=2812mL
ここがわからないです。。。
分子量の計算はなんとかわかったのですが。。。
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いぬさん
かなりいい加減なブログなんですがコメント有難うございます
濃度は総重量100に対しての重量比で5%食塩水なら(塩5g水95g)
アルコール濃度(重量比)の計算
a=濃度5%=0.05
X=アルコールの量=148
Y=水の量=?
a=X/(X+Y)
0.05=148/(148+Y)
Y=2960-148=2812 水1g=1mLとしてます
料理番組等で水100gに塩5g溶かして5%濃度とか表現してることあるかもですが
その場合は厳密には4.76%ですよね
かなりいい加減なブログなんですがコメント有難うございます
濃度は総重量100に対しての重量比で5%食塩水なら(塩5g水95g)
アルコール濃度(重量比)の計算
a=濃度5%=0.05
X=アルコールの量=148
Y=水の量=?
a=X/(X+Y)
0.05=148/(148+Y)
Y=2960-148=2812 水1g=1mLとしてます
料理番組等で水100gに塩5g溶かして5%濃度とか表現してることあるかもですが
その場合は厳密には4.76%ですよね
3年後に記事訂正しました
水の量を求めてからまだ話が続きます
水の量を求めてからまだ話が続きます

