2018年 02月 24日
自ビール No.20 バーレイワイン
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バーレイワイン by Wiki
イギリスでは気候の関係でブドウが採れずワインが生産できないのが悔しくて大麦でアルコール度数が高く、年単位での長期熟成が行えるバーレーワインが開発されたとされている。また、ワイン同様に熟成期間が長いほど価値が高いという。(バーレイ=大麦)
日本地ビール協会によるバーレーワインのビアスタイルガイドライン
初期比重:1.090 - 1.120
最終比重:1.024 - 1.032
アルコール度数:8.4 - 12.0 %ABV
苦味度数:50 - 100 IBU
色度数:14 - 22 SRM
上記ガイドラインにならい仕込んでみた。
モルトの総量は約5kgでいつもの倍量となる。普段は度数5%程度なのを10%狙うので当然ではある。寸胴鍋も16リットルを使用したが(いつもは13リットルの鍋)撹拌が難しく温度管理が大変。55℃のプロテインレストや66〜68℃のマッシングも鍋の底と上側で均一温度に保つのはほぼ無理。画像は湯を入れる前のクラッシュしたモルト。
かなりいい加減なマッシングだったが初期糖度22.5を確保。舐めてみても相当甘い麦汁にはなった。
イーストはビール用ではなく高濃度でも耐性のあるRED STARのワイン用を使う。(以前の残り物と合わせて7g)
苦味単位のIBU50以上を狙うとホップもいつもの3倍量になり、煮込みが終わって急冷後のホップ沈下量が半端なく多くてウォートの回収量は8リットル程度と寂しい。
今回のレシピ
煮込後のウォート量 (L) 10
Mash efficiency (%) 61.4
初期比重 / 糖度 (Brix) 1.0944 22.5
Attenuation (%) 82
最終比重の見込み 1.017
アルコール度数 (%) 10.1
自作愛子ペールモルト 3983
ミュンヘナーモルト 498
自作クリスタルモルトC15 299
自作クリスタルモルトC150 199
ホップ品種 量(g) アルファ酸(%) 煮込時間(分) IBUs
ザーツ 30 3.7 60 17.2
ノーザンブルワー 30 6 60 27.9
カスケード 15 6.2 15 7.1
カスケード 15 6.2 2 1.2
Total IBUs 53.4
なべ底に残ったホップ滓をカリタのコーヒーフイルターで濾過して回収した麦汁。
ビールの色基準SRMは20程度でガイドラインに収まったかと思う。
青臭いホップ臭と超苦みの麦汁は発酵が進むとどんなビールに化けてくれるのか楽しみ。
by ainame60
| 2018-02-24 15:46
| 麦酒・濁酒
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